りんどう庵

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りんどう庵

ぴ~ち・でぃず~ヒミツノカンケイ~ *R18


番外編:甘い反省

2012.03.24  *Edit 

 もっと君を愛したいんだ……
 もっとたくさん愛したいんだ……

 君が目を閉じていても、暗闇の中にいても、それでも俺だとわかるくらいに何度もその中に穿って、君の形さえも変えてしまいたい。
 君自身が、俺の形を覚えるくらいに。
 そして、それがないとダメだと思うくらいに。


 それなのに……


「ぁア……っん! た、たきさぁ……ンっぁあああっ!!」
「モ……モモっ」


 ……このザマをどうしてくれる。
 何なんだ、この堪え性のなさは。早すぎるだろう!!

 もっとたくさん愛したいのに。
 君の甘く啼く声を、もっとたくさん引き出したいのに。
 なのに、俺のこの余裕のなさは一体何事なんだ!!
 情けなくて、悲しくなってくる……
 これでも女の経験は少なくないはずなんだ。
 いや、むしろ多いと言ってもいいはずなのに。
 他の女との時には、こんなことはなかったはずなんだ。
 いつだって余裕をかまして、俺の方が翻弄していたはずなのに……!!
 なのに、今の俺はあまりにも堪え性がなさすぎる。

 体の下のモモを見ると、いつものように恥ずかしそうにカラダを捩ってタオルケットを引き寄せている。
 未だに恥ずかしがるモモをいじめたいところだけれど、今日の俺にはそんな余裕はなかった。
 恥ずかしそうに泳いでいたモモの目は、俺の表情をとらえて不思議そうなものに変化した。

「……どうかしたんですか?」

 よほど俺が冴えない顔をしていたに違いない。
 そりゃそうだ。
 モモを喜ばせたいのに、たくさん気持ちよくしたいのに、情けないにもほどがある。
 この早さと言ったら、頭を抱えたい。

「ごめんな」

 俺の言葉に、やっぱりモモは不思議そうな顔をしている。
 それでも戸惑ったように微笑みながら、手を伸ばして俺の額の汗をそっと拭ってくれた。

「何のことですか? 変な多希さんですね」

 その仕草が可愛らしすぎて、納まったものが再びずきりと疼く。
 堪え症はないくせに、復活は早い…… 盛りのついたガキか、俺は。もっと大人の余裕とか、そういうもんが必要だろう?
 そう、思うのに…… 体と心は別物なんだと知らされる。それどころか、体に心は支配されるばかりで。血が逆流しそうなほど熱くなってきた体に、意識が引き摺られていく。
 だから。

「モモ」
「あ……っ、多希、さん」

 唇も、指先も、もう収まりの付かないほど硬くなってしまっている俺自身も、体の全てがモモを求めてしまうから。
 壊してしまうんじゃないかって不安よりも、繋がりたい気持ちの方が大きくなってしまう。そして、そんな邪な俺の気持ちを知ってか知らずか、君は淡く微笑むんだ。

「……大好きです」

 そんな甘い毒を流しながら、全てを許してくれるかのように。だから、甘えてしまう。欲してしまう自分を解き放ってしまう……
 獣のように、その白い喉元に喰らいついて。

 白い首筋に、痕が残るくらいに吸いつけば、華のような深紅の印。まるで俺のものだという証のようで、嬉しくなる。
 軽く肌に吸いつきながら、柔らかな胸の頂を目指す。両手で持ち上げるように掬いあげ、左右の胸に交互に吸いつく。わざと一番感じやすい、先端には触れずに。
 それでも君は体を震わす。ちゅっと吸いつけば、ビクンと。きゅっと食めばピクリと。鮮やかに跳ねる甘い体。
 それでも一番感じやすいところは触れられなくて、ピンク色に頬を染めた君が苦しげに見下ろしてくる。吐き出す吐息まで甘ったるい気がして、見ているだけで更に体の中心に熱が集まる。

「そんな色っぽい目で見られたら、また我慢がきかなくなるだろ」
 そう言いながら微笑みかければ、君は不思議そうな視線をよこす。
「なに、が、ですか……? あ、ああぁっ!!」
 我慢できずに既に硬くなってしまっている先端に吸いつけば、洩れる艶っぽい声。追い詰められているのはいつだって実は俺の方なんだ。

「あ、多希……さ、んあっ、は、ああ、ンッ!!」

 右胸の先端を舌先でチロチロと弾き、左胸の先端を指先で擦り合わせるように潰す。
 刺激を与えれば与えるだけ、モモの顔から恥じらったような色が消えていく。
 それが嬉しい。
 全て晒して欲しい。
 何も隠さないで欲しい。
 モモが恥ずかしがっているモモ自身でさえ、俺は愛しくて仕方がないから。
 誰にも見せない顔を、俺にだけ、全て見せてほしいんだ。
 そう、心から願う。
 するりと足の間に忍び込ませた指先は、何の抵抗もなく、モモの身体の中に迎え入れられる。
 そのまま、自分でも少し乱暴だと思うくらいににかき混ぜると、モモは背中を反らせて体を震わせた。
 ずっと離れていた二年間、触れたくて仕方がなかった柔らかな体。俺のモモ。

「多希、さぁ……っ、んんッ!! おねが、い……ほし……っ」

 潤んだ瞳でねだられると、もうそれだけで体の芯に集まった熱が、更に温度を上げる。
 今日こそはじっくりと、ゆっくりと、もっとモモが満足できるように、もうダメだと音を上げるくらいに抱いてやろうと思うのに……
 君のナカに沈み込んだ途端に、そんな決意も一瞬で粉々になってしまう。
 絡みつくような、吸いつくような君の感触に、一気に全てが白く塗りつぶされてしまうから。
 体だけじゃなく、何よりも心がモモを欲しているからこその、この渇望。
 そんな俺を満たせるのは、モモだけだから……



「多希さん? 本当に今日はどうしたんですか?」
「…………」

 情けない。
 さっき反省したばかりなのに、どうしてこうも俺は堪え症がないんだ。
 溺れさせるつもりが、完全に溺れてる。
 あまりの情けなさに、枕に突っ伏す俺の耳元でモモが「多希さん?」と優しく囁く。
 その声にちらりと顔を上げれば、心配していたのか、少しだけ硬い表情でモモが微笑んだ。

「どうしたんですか? 何か……ありました?」

 伺うような声色に、俺は咄嗟にモモを胸に抱き寄せていた。

「……ごめん」
「え?」

 情けない自分を反省していたつもりが、どうやらモモを何か不安な気持ちにさせていたらしい。
 少し自分に自信のないモモのことだ、自分が原因で俺を怒らせたと思ったのかもしれない。

「ごめんモモ。違うから。その……本当に悪い」
「だから、何がですか?」

 苦笑いでモモを見れば、きょとんとした丸い瞳と目があった。
 分からないよな。いや、分からなくていいんだ。
 じっと見上げてくる瞳に、ただただ幸福感が溢れてきて、俺はモモの瞼に唇を押し当てた。

「愛してる」

 呟いて華奢な体をぎゅっと抱きしめる。
 今度こそは、次こそは、もっとじっくり、もっと激しく、体が忘れられなくなるくらいに抱いてやるんだと心の中で誓う。
 モモの形そのものを変えてやるくらいに、何度も何度も叩きこんでやるんだと、そう誓う。

「私も、愛してますよ」

 抱きしめた腕の中、モモの声がダイレクトに俺の体に染み込んだ。
 ああ、駄目だ。
 この次もまた、同じ反省を繰り返すのかもしれない。
 甘い、甘い、幸せな反省を――――
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